赤ちゃん返り
先日はじめての結婚記念日を迎えました。
2人での結婚記念日は最初で最後!と思い、体調も万全にしてお出かけをしました。
私からは「あなたの妻で幸せです」と書いたメッセージプレートをお店に用意してもらいました。
私このお出かけのことを、「こどもの頃ディズニーランドにいく前」くらいに楽しみにしていて、ワクワク度合いと言うか、「楽しみなことに挑むぞ!!!」という感じが尋常じゃなくて。
夜になったら、お出かけが終わっていくのが寂しくて泣き出したくらいで。(笑)
お出かけが終わった次の朝も、「あーーもう一回お出かけの最初に戻れたらいいのにな」と思ったくらい。(笑)
楽しみなことに挑むぞ!感と同じくらい、ずっとどこか寂しいというか、メランコリックな感じを覚えていて、なんなんだろうこれは?と思っていました。もちろん今までもこんな感じでお出かけをしたことはなんどもあるのですが、それの比じゃなかったのです。
ちょっとこの思い方、感じ方が「大人レベル」ではなかったので、深掘りして感じてみると、ぱっと出てきたのが
「夫を赤ちゃんに奪われたくない!!!」
という感情でした。
私には兄(3つ上)と妹(4つ下)、あと妹よりも先に産まれるとき亡くなってしまった弟(2つ下)がいるのですが、私はずーっと
「親(特に母親)を独占したい」
という思いを抱えたまま育っていて。
自分よりも年齢的に少しいろいろできる兄と、少しいろいろできない妹、(大人の立場で考えると当たり前ですが)私はこのどちらかとの「セット行動」がめちゃくちゃ多かったんです。(笑)
どうやら母に確認したところ「赤ちゃん返り」をしていた記憶が母にあるのが弟のときだけのようで。
妹のときは、わりかし普通に保育園にも行っていたみたいです。
実際それが爆発したのか、小学校高学年くらいのころ意を決して「お母さんと2人で出かけたい!!!」と申し出た私に、まだ小さいから妹もと言われ、妹がついてきてムカついたことを今でも覚えています。(笑)
先ほどの話に戻りますが、私(というか私のインナーチャイルド)にとって夫は、「はじめて愛情を独占できる対象」だったんですね。
何かをしてくれるのも(自分しかいないので当たり前ですが)私を優先してくれる。
おそらく、その対象を母やら父やらと重ねて、「とられたくない!!!」と思ったんだと思います。
そう、平たくいうと、お腹に子のいる私が盛大に赤ちゃん返りをしました。(笑)
この気持ちは相当根深いもののようで(笑)、今もまだブログを書きながらジクジクとうずくものを感じます。
が、これを解らせてくれたお腹の子にも感謝です。今の(産まれる前の)タイミングでわかってよかったな、と感じています。
思えば私はちょうど妹が産まれるのと同じ頃に、盲腸炎の手術をしているのですが(当時四歳)
あれはチリが積もった親に対する盛大な「構って攻撃」だったのかもしれません。(笑)
お腹には未消化の感情を溜めてしまうと聞いたことがあるので、おそらくそうだろうな。(笑)
お腹の子が、産まれてくる前から私や夫にいろんな学びをくれているなぁ、というのをひしひし感じます。産まれたらそれどころじゃないかもしれないけど(笑)、
残り半年ほどしっかり今のスタイルを楽しんでいきたいです。